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心理学

社会的手抜きとは

概要

社会的手抜き (social loafing) とは、集団で共同作業を行うとき、個人が発揮する努力量が、一人で作業するときよりも低下する現象を指す。1913 年にフランスの農学者マクシミリアン・リンゲルマンが綱引きの実験で発見し、リンゲルマン効果とも呼ばれる。8 人で綱を引くとき、一人あたりの力は単独時の約 49% まで低下した。

質問箱と社会的手抜き

質問箱のフォロワーが増えるほど、社会的手抜きが発生しやすくなる。フォロワーが 100 人なら「自分が質問しないと質問箱が寂しくなる」と感じるが、フォロワーが 1 万人なら「自分が質問しなくても他の人がする」と思う。傍観者効果と同じ構造だ。

結果として、フォロワー数と質問数は比例しない。フォロワーが 10 倍になっても、質問数は 10 倍にはならない。一人あたりの「質問する確率」が下がるからだ。大規模なフォロワーを持つ回答者が「フォロワーの割に質問が少ない」と感じるのは、社会的手抜きが原因の一つだ。

手抜きを防ぐ

社会的手抜きを防ぐ方法は、個人の貢献が識別可能であること、そして貢献に価値があると感じさせることだ。質問箱では、質問者は匿名なので貢献の識別は難しい。しかし、回答の中で「この質問は鋭い」「良い視点ですね」と質問自体を評価することで、質問者に「自分の質問には価値がある」と感じさせられる。

また、具体的なテーマを提示して質問を募ることも有効だ。「何でも聞いてください」より「今日は○○について答えます」の方が、質問のハードルが下がり、社会的手抜きが起きにくくなる。

心理学の知見を日常に活かしたい方は、心理学の関連書籍も参考になります。

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