マウントとは
概要
マウント (one-upmanship / mounting) とは、会話やコミュニケーションの中で、自分が相手より優位であることを示そうとする行為を指す。英語の one-upmanship (相手の上を行くこと) に相当する日本のネットスラングだ。「マウントを取る」「マウンティング」とも言う。
マウントの動機は、自己肯定感の不足にあることが多い。自分に自信がないからこそ、他者との比較で優位に立つことで安心感を得ようとする。しかし、マウントで得られる優越感は一時的であり、根本的な自己肯定感の向上にはつながらない。むしろ、周囲からの信頼を失い、孤立を深める。
質問箱でのマウント
質問箱でのマウントは 2 つの方向で発生する。質問者から回答者へのマウントと、回答者から質問者へのマウントだ。
質問者のマウントは、質問の形を借りた自慢として現れる。「○○大学に受かったんですけど、勉強法を教えてください」(合格自慢)、「彼氏が 3 人いるんですけど、どうしたらいいですか」(モテ自慢)。質問の体裁を取っているが、本当の目的は自分の状況を見せびらかすことだ。
回答者のマウントは、回答の中で質問者を見下す形で現れる。「そんなことも知らないの?」「もう少し自分で考えてから質問してほしい」。知識や経験の差を利用して、質問者を下に置く。
マウントへの対処
マウント質問への最善の対処は、マウントの部分を華麗にスルーして、質問の核心だけに答えることだ。「○○大学に受かったんですけど」の部分には触れず、勉強法だけを淡々と答える。マウントに反応しないことで、マウントの効果を無力化できる。
自分がマウントを取っていないかの自己点検も重要だ。回答の中で「自分はこうだった」と経験を語るとき、それが質問者の参考になる情報提供なのか、自分の優位性の誇示なのか。境界は曖昧だが、「この情報は質問者の役に立つか」を基準にすれば判断しやすい。役に立たない自分語りは、マウントと紙一重だ。
SNS の活用法やコミュニケーション術を学びたい方は、SNS マーケティングの関連書籍も参考になります。