謙遜自慢 (ハンブルブラグ)とは
概要
謙遜自慢 (humble brag) は、謙遜や不満の形を装いながら、実際には自分の成功や恵まれた状況を誇示する投稿を指す。「モデルの仕事のオファーが多すぎて困る」「また海外出張か、疲れるなあ」「フォロワーが増えすぎて DM が読みきれない」のように、一見すると愚痴だが、その裏にある自慢が透けて見える。2011 年にコメディアンのハリス・ウィッテルスが命名し、SNS 文化を象徴する用語として定着した。
質問箱の回答で謙遜自慢が起きるパターン
質問箱の回答は、謙遜自慢が起きやすい場面である。「モテますか?」という質問に「全然モテないですよ、この前も 3 人に告白されて断るのが大変で」と回答する。「仕事は順調ですか?」に「いやー、忙しすぎて休みが取れなくて。プロジェクトが 5 つ同時進行で」と回答する。
本人は謙遜しているつもりでも、読む側には自慢として伝わる。質問箱の回答は多くのフォロワーが読むため、謙遜自慢はフォロワーの反感を買いやすい。特に、質問者が真剣に悩んでいる場合、謙遜自慢の回答は「自分の悩みを軽く扱われた」と感じさせる。
謙遜自慢を避ける方法
謙遜自慢を避けるには、回答を書いた後に「この回答から自慢が透けて見えないか」を自問する習慣をつける。自慢したい気持ちは自然な感情であり、否定する必要はない。問題は、謙遜の皮をかぶせることで、かえって嫌味に見えることである。
自慢したいなら堂々と自慢する方が好感度は高い。「最近仕事がうまくいっていて嬉しいです」と素直に言う方が、「忙しすぎて大変で」と謙遜するよりも清々しい。日本文化では謙遜が美徳とされるが、SNS では過度な謙遜が逆効果になることを認識しておくとよい。
謙遜自慢の質問が届いたとき
質問者が謙遜自慢をしてくるケースもある。「彼氏が優しすぎて困っています、どうしたらいいですか?」「成績が良すぎて友達に嫉妬されます」のような質問は、質問の形を借りた自慢である。
こうした質問への対応は、額面通りに受け取って真面目に回答するのが無難である。「それは幸せな悩みですね」と軽く流すか、質問の表面的な内容に対して実用的なアドバイスを返す。皮肉を込めた回答は、質問者を傷つけるだけでなく、他のフォロワーにも「この人は意地悪だ」という印象を与えるため避ける。
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