エモいとは
概要
エモいとは、感情が揺さぶられる、胸にグッとくる、なんとも言えない気持ちになる、という感覚を表す若者言葉だ。英語の emotional (感情的な) が由来とされる。2016 年頃から広まり、三省堂の「今年の新語」にも選ばれた。
エモいの特徴は、感情の種類を特定しないことだ。嬉しいでも悲しいでもなく、懐かしいでも切ないでもなく、それらが混ざり合った複雑な感情を一言で表現する。夕焼けを見て「エモい」、昔の写真を見て「エモい」、友達との何気ない会話を思い出して「エモい」。言語化しにくい感情の受け皿として機能している。
質問箱とエモさ
質問箱の回答がエモいと感じられるのは、回答者の個人的な感情や経験が滲み出ているときだ。教科書的な正解ではなく、回答者自身の言葉で語られた回答。完璧に整理された論理ではなく、少し不器用だけど正直な気持ち。そういう回答に人は「エモい」と感じる。
質問自体がエモいこともある。「小学校の頃の自分に一言伝えるなら?」「10 年後の自分に質問するなら何を聞く?」。こうした質問は、回答者の内面を引き出す力がある。エモい質問は、エモい回答を生む。
エモさの正体
エモいと感じる瞬間を分析すると、多くの場合「時間の経過」と「取り戻せなさ」が関わっている。過ぎ去った青春、もう会えない人、二度と戻らない瞬間。質問箱の過去の Q&A を読み返して「エモい」と感じるのは、その時の自分とフォロワーの関係が、もうあの形では存在しないからだ。
質問箱の回答でエモさを出すコツは、「あの頃」を語ることだ。今の自分ではなく、過去の自分の経験を語る。完成された今の自分ではなく、未熟だった頃の自分を見せる。人は完璧さにはエモさを感じない。不完全さ、途中経過、成長の過程にエモさを感じる。
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