自意識とは
概要
自意識 (self-consciousness) とは、自分自身の存在、外見、行動、思考を意識の対象として認識する心理機能を指す。心理学者アーノルド・バスは自意識を「私的自意識」(自分の内面に注意を向ける傾向) と「公的自意識」(他者から見た自分に注意を向ける傾向) に分類した。公的自意識が高い人は、他者の評価を気にしやすく、社会的場面で緊張しやすい。
自意識と質問箱
質問箱で質問を送るとき、公的自意識が高い人は「こんな質問を送ったらどう思われるだろう」と考えすぎてしまう。匿名なのだから誰にも分からないはずなのに、「文体でバレるかも」「質問の内容で特定されるかも」と不安になる。
回答者側も自意識に悩まされる。「この回答で自分がどう見られるか」を気にしすぎると、当たり障りのない回答しかできなくなる。本音を隠し、無難な言葉を選び、結果として面白みのない回答になる。自意識が質問箱の自由さを奪ってしまうのだ。
自意識を手放すコツ
自意識を完全になくすことはできないし、なくす必要もない。適度な自意識は社会生活に必要だ。問題は「過剰な」自意識であり、行動を制限するほどの自意識だ。
質問箱で自意識を和らげるには、スポットライト効果を思い出すといい。自分が思っているほど、他人は自分のことを見ていない。あなたの質問を一字一句分析している人はいない。回答を隅々まで批評している人もいない。みんな自分のことで忙しい。この事実を受け入れるだけで、質問箱はずっと気楽になる。
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