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心理学

信頼とは

概要

信頼 (trust) とは、相手の意図や行動に対して肯定的な期待を持ち、自らを脆弱な立場に置くことを受け入れる心理状態を指す。社会心理学者エリク・エリクソンは、乳児期における「基本的信頼」の獲得を人格発達の出発点に位置づけた。信頼は一朝一夕には築けず、小さな約束の積み重ねによって形成される。一方で、一度の裏切りで崩壊しうる非対称性を持つ。

質問箱と信頼の構造

質問箱には 2 つの信頼が存在する。質問者から回答者への信頼と、回答者から質問者への信頼だ。

質問者は「この人なら真剣に答えてくれる」「晒されたり馬鹿にされたりしない」と信頼して質問を送る。回答者は「悪意のある質問ではないだろう」「誠実な気持ちで聞いてくれている」と信頼して回答する。どちらかの信頼が崩れると、質問箱は機能しなくなる。

匿名性は信頼のハードルを下げる面と上げる面がある。身元が分からないから気軽に質問できる一方、匿名だからこそ「本当に信頼していいのか」という不安も生まれる。

信頼を築く回答の特徴

信頼される回答者には共通点がある。一貫性があること、正直であること、相手を尊重すること。この 3 つだ。

一貫性とは、気分によって態度を変えないこと。昨日は丁寧だったのに今日は雑、では信頼は育たない。正直さとは、知らないことを知らないと言えること。無理に答えるより「分からない」と正直に言う方が信頼される。相手の尊重とは、どんな質問にも敬意を持って接すること。くだらない質問を馬鹿にしない。この積み重ねが、質問箱における信頼の土台を作る。

心理学の知見を日常に活かしたい方は、心理学の関連書籍も参考になります。

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