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心理学

レジリエンスとは

概要

レジリエンス (resilience) とは、逆境、トラウマ、ストレス、脅威に直面したとき、そこから回復し、適応する能力を指す。もともとは物理学の用語で、外力で変形した物体が元の形に戻る弾性を意味する。心理学では 1970 年代から研究が進み、困難な環境で育っても健全に発達する子どもの特性として注目された。

レジリエンスは「傷つかない強さ」ではない。傷つくことを前提とした「回復する力」だ。嫌なことがあっても平気でいられるのではなく、嫌なことがあって落ち込んでも、そこから立ち直れる。この区別は重要だ。

質問箱の運用とレジリエンス

質問箱を長く運用していれば、嫌な経験は避けられない。悪意のある質問、的外れな批判、プライバシーの侵害、炎上。これらを一度も経験せずに質問箱を続けることは、ほぼ不可能だ。

質問箱を長く続けている人は、レジリエンスが高い人だ。嫌な質問が来ても「こういうこともある」と受け流せる。炎上しても「時間が経てば収まる」と知っている。これは鈍感さではなく、経験に裏打ちされた回復力だ。初めて嫌な質問を受けたときは大きなダメージを受けるが、2 回目、3 回目と経験を重ねるうちに、回復のスピードが上がる。

レジリエンスを育てる

レジリエンスは生まれつきの性格ではなく、後天的に育てられるスキルだ。アメリカ心理学会は、レジリエンスを高める要因として、良好な人間関係、自己効力感、問題解決能力、感情調整能力を挙げている。

質問箱の文脈で実践できることがある。第一に、一人で抱え込まない。嫌な質問を受けたとき、信頼できる友人に話すだけで回復が早まる。第二に、過去の成功体験を思い出す。以前も嫌な質問を乗り越えた経験があるなら、今回も乗り越えられる。第三に、完璧を求めない。すべての質問に完璧に対応する必要はない。「今日はこれでいい」と自分を許す力も、レジリエンスの一部だ。

心理学の知見を日常に活かしたい方は、心理学の関連書籍も参考になります。

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